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商用利用できる動画生成AI比較|YouTube・広告・商品紹介で使う際の注意点【2026年版】

SHIRORASHI LAB NOTELICENSE / AI VIDEO公式規約・公式資料確認(2026年8月1日) / 更新 2026.08.01
目次14項目

動画生成AIで作った映像を、収益化したYouTube動画、広告、商品紹介、企業案件に使う場合は、「有料プランだから何にでも使える」とは限りません。サービスの利用条件に加えて、入力した画像・音声の権利、実在人物の肖像、商品ロゴ、生成した音声やBGMの条件まで確認する必要があります。

この記事では2026年8月1日時点の公式情報を基に、Adobe Firefly、Google Flow、Runway、Luma Dream Machine、Midjourney Videoを比較します。画質の順位ではなく、商用公開前に確認すべき条件を初心者向けに整理しました。

本記事は一般的な情報整理であり、法的助言ではありません。規約、対応モデル、プラン名、料金は変わります。公開・納品直前には、必ず公式の最新規約と自分の契約画面を確認してください。

先に結論:用途別の早見表

主な用途最初に検討しやすい候補選ぶ理由公開前に特に確認すること
ブログやYouTubeの短い挿入映像Adobe Firefly / Runwayテキスト・画像から短い映像を作りやすい透かし、使用モデル、BGMの権利
商品紹介・企業広告Adobe Firefly / Runway編集機能と企業向け運用を検討しやすいロゴ・商品画像の利用許可、補償の対象範囲
映像表現やカメラワークを試すGoogle Flow / Lumaシーン作成、キーフレーム、延長などの選択肢がある利用可能地域、プラン、人物の扱い
1枚絵を短く動かすMidjourney Video / Runway / Luma画像から動画へつなげやすい元画像の権利、公開設定、生成時の契約条件
クライアントへ納品Firefly / Runwayなどを条件確認して選定契約・データ利用・非公開設定を説明しやすい候補から選べる再利用範囲、秘密情報、第三者素材、責任分担

この表は「法的に安全な順」ではありません。同じサービスでも、無料・有料、個人・法人、Adobe製モデル・パートナーモデルなどで条件が変わります。

商用利用は5段階に分けて確認する

AI生成動画を公開する前に、入力素材、生成条件、映像と音声、公開設定、広告と納品条件を確認する5段階

*長い動画を一度に生成する前に、権利を確認できる素材で短い試作を作り、設定と出力を確認します。*

動画は画像より構成要素が多くなります。数秒の映像でも、元画像、人物、台詞、声、BGM、ロゴが別々の権利を持つ可能性があります。動画生成サービスの規約だけを確認して終わりにしないことが重要です。

5サービスの商用利用条件を比較

サービス商用利用の主な考え方無料・低価格枠の注意入出力データの注意大きな確認点
Adobe Firefly非ベータ機能の出力は商用利用可能。ベータも明示的に禁止されない限り利用可能と案内クレジット、モデル、生成解像度で消費が異なるAdobe製モデルとパートナーモデルを区別するIP補償は対象プラン・対象機能に限定
Google FlowGoogleの規約・禁止用途ポリシーに従う。Googleは生成コンテンツの所有権を主張しないと案内利用できるモデル、回数、地域がプランで変わるFlow固有の「Help improve Google Flow」とPrivacy Noticeを確認「生成できた」だけで第三者の権利問題は解消しない
Runway公式規約は出力の商用利用を制限しないと説明無料枠は透かしや機能制限があり得る入出力をサービス改善・学習に使う条件を確認秘密情報や未公開商品を入力する前に契約を確認
Luma Dream Machine商用利用を許す有料プランの契約期間中に生成した出力が対象Web版はFree・Liteが非商用。iOS版は料金表の表示がWeb版と異なるEnterprise以外では入出力の学習利用に関する条項があるWeb/iOS、生成時のプラン、人物を含む出力の表示義務を確認
Midjourney Video生成物の権利は利用規約と契約プランに従う会社売上が年間100万ドル超の場合はPro/Mega要件標準では作品が公開・リミックス対象になり得るStealth、元画像、会社規模の条件を確認

Adobe Firefly:企業案件では「どのモデルで作ったか」まで残す

AdobeはFireflyのFAQで、ベータ表示のない生成AI機能の出力を商用プロジェクトに利用できると案内しています。ベータ機能も、製品内で別途禁止されていなければ利用可能としています。ただし、企業向けの知的財産補償は、対象となる法人プランと対象機能に限られます。

Firefly内にはAdobe製モデルだけでなく、パートナー企業のモデルも表示されます。Fireflyの画面で作ったという理由だけで、すべて同じ補償・データ方針になるとは限りません。案件では次を記録しておくと確認しやすくなります。

  • 生成日
  • 使用したモデル名とバージョン
  • 契約プラン
  • 入力プロンプトと参照素材
  • ベータ表示の有無
  • 編集後の最終ファイル

Google Flow:機能の豊富さと権利確認は別

Flowでは、対応モデルによりテキストから動画、画像から動画、開始・終了フレーム、Ingredients、クリップ延長、シーン編集などを利用できます。モデルごとに対応する長さや機能が違うため、操作画面で選べる機能を「すべてのモデル共通」と考えない方が安全です。

Googleは、FlowでVeo・Imagenを使って生成した出力に不可視のSynthIDを付けると案内しています。しかし、識別情報が付くことと、広告や納品物へ自由に使えることは別です。

データ面では、Gemini AppsのKeep Activityではなく、Flow固有のPrivacy Noticeと「Help improve Google Flow」を確認します。この設定が有効な場合、Flowでの操作、アップロード、生成出力、フィードバックなどが製品・機械学習技術の改善や開発へ使われ得ます。顧客資料や未公開画像を扱うなら、設定を確認するだけでなく、その素材を外部サービスへ送信してよいかを社内ルールと契約で確認してください。

Runway:商用利用と秘密保持を分けて考える

Runwayの利用規約は、ユーザーの入力・出力の所有権を主張せず、出力の商用利用を制限しないと説明しています。一方で、入出力をサービスの提供・改善・学習へ利用できる条件も規約に含まれます。

そのため、一般公開済みの自社商品画像を広告素材へ加工する場合と、発売前製品や秘密保持契約下の映像を入力する場合では判断が変わります。商用利用可能という説明は、秘密情報を入力してよいという許可ではありません。

Luma Dream Machine:Web版とiOS版、生成した時点のプランが重要

LumaのWeb版料金表は、Free・Liteを非商用・透かし付き、Plus・Unlimited・Enterpriseを商用利用可能・透かしなしとして案内しています。ところが同じページのiOS版では、Unlimitedに商用利用可能と明記される一方、Plusには「透かしなし」とだけ表示され、商用利用可能とは明記されていません。アプリ内課金で使う場合は、Web版のPlus条件をiOS版へそのまま当てはめず、購入画面とサポートで確認してください。

Lumaの規約は、商用利用を許す有料サブスクリプションの有効期間中に作られた出力だけを商用利用できると定めています。無料枠で作った試作品へ後から課金しても、元の動画の条件が自動変更されるとは読めません。採用するカットは商用可能と明記されたプランで再生成し、生成日、利用端末、プランを残す運用が分かりやすいです。また、人物を特定できる、または人物に似た出力を使う場合は、AI生成であることを公に示すというLuma固有の規定があります。

Lumaで誤りやすいプランの読み方

生成環境料金表に明記された商用条件実務上の判断
Web Free / Web Lite非商用、透かし付き本番の収益化・広告へ流用しない
Web Plus / Web Unlimited / Web Enterprise商用利用可能、透かしなし生成時点の契約と出力記録を保存
iOS Free非商用、透かし付き本番利用しない
iOS Lite商用利用可能の明記なし、透かしあり商用利用不可として扱い、必要なら公式サポートへ確認
iOS Plus商用利用可能の明記なし、透かしなし「透かしなし=商用可能」と判断しない
iOS Unlimited商用利用可能、透かしなし生成時点の契約を保存

Midjourney Video:元画像と公開設定を確認する

Midjourney Videoは、1枚の画像を起点に短い動画を生成する方式です。自作イラストだけでなくアップロード画像も使えますが、元画像を使う権利は利用者側で確保する必要があります。

Midjourneyは標準設定では生成物が公開・リミックスの対象になり得ます。未公開キャラクターや商品を扱うなら、Pro・Megaで利用できるStealth Modeだけでなく、Web上のギャラリー、Discord、共同作業スペースなど公開経路全体を確認します。また、年間売上100万ドルを超える企業には所有権に関するプラン要件があります。

料金を比較するときは「1秒の単価」だけを見ない

動画生成では、失敗カットもクレジットを消費します。価格を比べるときは、次の式で「採用できた1本あたり」を考えると実用的です。

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採用1本あたりの実質費用
= 月額料金 ÷ その月に完成・採用できた動画数
費用へ影響する要素なぜ差が出るか
解像度・秒数高解像度・長尺ほどクレジットが増えやすい
再生成回数手、文字、商品形状、カメラ動作の崩れでやり直しが発生する
音声生成映像と同時生成か、別サービスで追加するかで費用が変わる
延長・編集クリップ延長、口の動き、映像変換などが別消費の場合がある
透かし無料出力を本番採用できず、再生成が必要になることがある

RunwayのGen-4.5は公式ヘルプで12クレジット/秒、Firefly Videoはモデル・解像度ごとのクレジット消費を公開しています。ただし、両社の「1クレジット」は同じ価値ではないため、数字を直接比較せず、必要な長さで試算してください。

用途別に確認すべき条件

用途確認項目
収益化YouTube商用プラン、BGM・音声、Content ID、透かし、概要欄の表示
SNS広告商品の形・効能を誤認させないか、人物の同意、広告審査
企業案件秘密保持、入力データの学習利用、補償、再編集・二次利用
ゲーム・アプリループ素材や素材単体の再配布が許されるか
ストック素材販売出力単体の再販売・再配布が許されるか、各販売所のAI方針

特に広告では、生成動画の権利だけでなく「実際にはない機能や効果を見せていないか」も重要です。商品紹介で形状が変わったカットを使うと、著作権とは別に表示上の問題が起こります。

公開前チェックリスト

  • 入力した画像・映像・ロゴ・音声を使う権利がある
  • 実在人物や有名人に似せる場合、本人の同意とサービス規約を確認した
  • 生成時点で商用利用可能なプランだった
  • モデル名、生成日、契約プラン、プロンプトを記録した
  • 透かし、公開ギャラリー、データ学習の条件を確認した
  • BGM、効果音、ナレーションの権利を別に確認した
  • 商品の形状・性能・体験を誤認させる映像になっていない
  • クライアントとAI利用、修正範囲、事故時の責任を共有した

まとめ

動画生成AIを商用利用するときは、サービス名だけで選ばず、「どのプラン・どのモデル・どの入力素材で作ったか」を残すことが重要です。Adobe Fireflyは対象機能と補償範囲、Googleはプランとデータ設定、Runwayは学習利用、Lumaは生成時点のプラン、Midjourneyは公開設定と会社規模が大きな確認点になります。

まずは権利を確認できる素材だけで短い試作を作り、採用する動画を商用可能な契約下で生成し直す流れが安全です。

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公式資料

最終確認日:2026年8月1日。契約プラン、利用地域、モデル、料金、クレジット、透かし、データ利用条件は変わるため、実際の公開・納品時点で公式情報を再確認してください。

シロラシ
シロラシ — この記事を書いた人

開発・運用保守・インフラ・セキュリティに携わる新米エンジニア。趣味や勉強で試したことを、実体験とともに記録しています。

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