AI動画生成サービス比較|テキスト・画像から動画を作るならどれがよい?【2026年版】
目次16項目
動画生成AIには、文章だけで映像を作る機能、1枚の画像を動かす機能、最初と最後のフレームを指定する機能、既存動画を編集する機能があります。画質の比較画像だけを見ても、自分の制作工程に必要な機能があるかは分かりません。
この記事ではAdobe Firefly、Google Flow、Runway、Luma Dream Machine、Midjourney Videoを、作り始める方法、映像を制御する方法、失敗カットを直す方法、料金の数え方から比較します。
本記事では同一条件の実測を行っていないため、画質や速度の順位は付けません。機能名、対応モデル、料金、利用地域は変わるため、契約前に公式ページと実際の画面を確認してください。
先に結論:目的別の候補
| 作りたいもの | 最初に確認しやすい候補 | 選定理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| テキストから映像案を広く試す | Google Flow / Runway / Firefly | テキストから動画へ対応し、モデルや構成を選びやすい | 1回で完成させず短いカットで試す |
| 1枚のイラストを動かす | Midjourney Video / Runway / Luma | 画像を出発点にした生成方法を公式に用意 | 顔・服・文字が途中で変わらないか確認 |
| 最初と最後の構図を決める | Firefly / Google Flow / Luma | 開始・終了フレームやキーフレーム系の制御を持つ | 対応モデルと長さが機能ごとに異なる |
| 既存動画を生成AIで修正する | Runway / Luma | 動画変換・編集系の機能を持つ | 元動画を利用・アップロードする権利が必要 |
| Adobe製品とつないで制作する | Firefly | Firefly内の生成とAdobe製品への受け渡しを検討しやすい | Adobe製モデルとパートナーモデルを区別 |
| 画像制作から短い動画へ進む | Midjourney Video | Midjourneyで作った画像を起点にしやすい | テキストだけから直接動画を作る方式とは異なる |
選び方を図で整理

最初に「どのサービスが高性能か」ではなく、「何を入力し、どこまで固定し、どこを変えたいか」を決めます。
5サービスの機能比較
| サービス | テキストから動画 | 画像から動画 | 構図・動きの制御 | 編集・継続制作 | 向いている制作工程 |
|---|---|---|---|---|---|
| Adobe Firefly | 対応 | 対応 | 開始・終了フレーム、カメラ関連の指定など | 生成結果をAdobe製品の工程へつなぎやすい | 広告素材、Adobe中心の制作 |
| Google Flow | 対応 | 対応モデルあり | Frames、Ingredients、カメラ制御など | クリップ延長、Scenebuilderなど | 複数カットの場面設計 |
| Runway | 対応モデルあり | 対応 | 参照画像、カメラ・動作の指示 | Aleph、Act-Twoなど目的別ツール | 生成と既存動画編集を横断 |
| Luma Dream Machine | 対応 | 対応 | キーフレーム、延長、カメラ・動きの制御 | Modify系機能など | 映像変換や開始・終了の制御 |
| Midjourney Video | 画像を起点にする | 対応 | Low/High Motion、開始・終了画像、延長 | 短い動画を延長してつなぐ | Midjourney画像の動画化 |
「対応」と書かれていても、すべてのモデルで同じ機能が使えるとは限りません。たとえば開始・終了フレーム、音声生成、縦横比、長さは、選択モデルやプランで変わります。
比較するときの7つの評価軸
| 評価軸 | 確認する内容 |
|---|---|
| 入力方法 | 文章、開始画像、終了画像、参照画像、元動画のどれに対応するか |
| 被写体の維持 | 顔、衣装、商品形状、ロゴをカット内で保てるか |
| 動きの制御 | カメラ、速度、方向、開始・終了状態を指定できるか |
| 修正方法 | 一部分だけ直せるか、毎回作り直す必要があるか |
| 出力 | 長さ、解像度、縦横比、透かし、音声の有無 |
| 料金 | 1回、1秒、モデル別クレジットなど、何を単位に消費するか |
| データ・権利 | 入力の学習利用、公開範囲、商用利用、人物・素材の条件 |
記事やSNSの作例は、使ったプロンプト、参照画像、試行回数、編集後かどうかが分からない場合があります。自分の用途に近い短いテストを用意して比較する方が確実です。
元動画・未公開素材を入力する前の確認
動画生成では、プロンプトだけでなく、人物が映った元動画、発売前の商品、社内の背景、声やBGMまでアップロードする場合があります。画質テストを始める前に、利用するサービスと契約で何が公開・保存・学習利用されるのかを確認してください。
| サービス | 個人向け利用で先に確認する項目 | 未公開素材を扱うときの注意 |
|---|---|---|
| Adobe Firefly | Adobe製モデルかパートナーモデルか、コミュニティへ投稿していないか | AdobeはCreative Cloud加入者の個人コンテンツをFirefly基盤モデルの学習に使わないと説明している。ただし、選択したパートナーモデルと投稿先の条件は別に確認する |
| Google Flow | Flowの「Help improve Google Flow」の状態、Flow Privacy Notice | 設定がオンの場合は、操作内容、アップロード、出力、フィードバックが製品改善・開発に使われる場合がある。GeminiアプリのKeep Activityとは別のFlow固有設定として確認する |
| Runway | 利用規約上のInputs/Outputsの扱い、チーム・法人契約のデータ条件 | Runwayの利用規約には、サービス提供・改善・モデル訓練のためにInputsとOutputsを使用する旨がある。秘密保持が必要な素材は、個人向け画面へ入れる前に契約を確認する |
| Luma Dream Machine | Web版かiOS版か、生成時点のプラン、利用規約 | 標準プランとEnterpriseでは学習利用に関する案内が異なる。人物に似た生成物には公開時の表示条件もあるため、入力だけでなく出力の扱いも確認する |
| Midjourney | Public/Stealth、作業場所、加入プラン | 生成物は公開・Remix可能な状態が基本。StealthはPro/Mega向けで、公開Discordチャンネルなど共有空間で作った画像・動画は他の利用者から見える |
この表は、制作機能を試す前に確認する入口です。商用利用の可否、補償、顧客への納品、人物の同意までを一つの表だけで判断するものではありません。法務・商用条件は商用利用できる動画生成AI比較で分けて確認してください。
Adobe Firefly:開始・終了フレームとAdobe制作工程
FireflyのGenerate Videoは、テキストから動画と画像から動画に対応します。公式ヘルプでは、最初のフレーム、終了フレーム、構図やカメラに関する設定などが案内されています。
Firefly内ではAdobe製モデルだけでなくパートナーモデルを選べる場合があります。使える入力形式、生成時間、クレジット消費、出力条件はモデルごとに確認してください。
Fireflyを選ぶ判断材料は「生成だけ」ではありません。Photoshop、Premiere Pro、Expressなどを使う制作では、生成後の文字、音声、色、カット編集を同じ制作環境へ移しやすいかも比較します。
確認したい項目:
- 開始・終了フレームを使えるモデルか
- 縦横比と解像度が公開先に合うか
- 生成クレジットを何回分使うか
- 選んだモデルがAdobe製かパートナーモデルか
- 生成後の修正をどのAdobe製品で行うか
Google Flow:素材と場面を組み合わせて構成する
FlowはVeo系モデルを使い、テキスト、Frames、Ingredientsなどから映像を作る制作環境です。Scenebuilderやクリップ延長など、複数のショットを組み立てる機能も案内されています。
ただし、Flowで表示される機能は、選んだモデル、アカウント、地域、プランで変わります。「Veoで使える機能」と「現在自分のFlow画面で使える機能」を分けて確認します。
Ingredientsは、人物や物体などの素材を参照させる考え方です。参照を使っても、カット間で服装や細部が必ず同一になる保証ではありません。重要なキャラクターでは、基準画像と設定表を用意し、短いカットごとに確認します。
Runway:生成モデルと編集ツールを目的別に選ぶ
Runwayには、テキスト・画像から映像を作るモデルに加え、既存動画を編集するAleph、演技映像をキャラクターへ反映するAct-Twoなど、用途の異なる機能があります。
「Runwayを使う」とだけ記録せず、使用したモデル・ツール名を残します。機能が違えば必要な入力、クレジット、出力条件も変わります。
Runwayを比較するときは次の2段階に分けると分かりやすくなります。
- ゼロから新しいカットを生成する
- 既存カットを修正・変換する
商品やキャラクターの見た目を保ちたい場合は、毎回ゼロから生成するより、基準画像や元動画を用いた工程が合うことがあります。
Luma Dream Machine:キーフレームと既存映像の変更
Luma Dream Machineは、テキストや画像からの生成に加え、キーフレーム、延長、Modify系の機能を提供しています。開始状態と終了状態を考えながら動きを作る場合や、元の映像を別の表現へ変える場合に比較候補になります。
Web版とアプリ版では、料金表や商用利用の表示が同一とは限りません。機能比較だけでなく、利用する入口と生成時点のプランを記録してください。
元動画を使う機能では、映っている人物、場所、商品、BGMを外部サービスへ送ってよいかも確認します。出力を使えることと、元動画を入力する権利は別です。
Midjourney Video:1枚の画像から短い動きを作る
Midjourney Videoは画像をStarting Frameとして動画化します。公式ガイドではLow MotionとHigh Motion、自動・手動の生成、Ending Frame、動画延長などが説明されています。
この方式は「Midjourneyでキャラクター画像を作り、その画像を短く動かす」という流れに向きます。一方、文章だけから動画の場面を組み立てたい場合は、Flow、Runway、Firefly、Lumaなどのテキストから動画機能と比較します。
High Motionは動きを増やしやすい反面、手足や背景が大きく変化する可能性もあります。商品形状やキャラクター設定を重視するなら、まずLow Motionで小さい動きを試します。
料金は「完成した1カット」で比較する
各社のクレジットは共通単位ではありません。100クレジット同士を比べても意味がないため、完成したカット数で考えます。
完成1カットの実質費用
= その月の支払額
÷ 公開に採用できたカット数| 記録する数字 | 理由 |
|---|---|
| 1回の生成秒数 | 同じ回数でも得られる長さが違う |
| 1回のクレジット消費 | モデル・解像度・音声で変わる |
| 採用までの試行回数 | 失敗カットも料金に含まれる |
| 延長・高画質化の消費 | 生成後の仕上げで追加費用が出る |
| 編集にかかった時間 | 安い生成でも修正時間が長い場合がある |
同じ5秒の課題を各サービスで試す場合は、最大試行回数を決め、生成結果だけでなく、採用までの総消費と修正時間を記録します。
初心者向けの比較テスト
最初の比較では、難しい長編動画ではなく、次の3課題が扱いやすいです。
- 風景:固定カメラで、雲や木だけがゆっくり動く
- キャラクター:1体が顔を上げるだけの短い動作
- 商品:形を変えずに、カメラだけが小さく移動する
各課題で、次を5段階ではなく事実として記録します。
- 指定した動作が行われたか
- 顔・手・商品形状が変わったか
- カメラが指示どおり動いたか
- 文字やロゴが崩れたか
- 何回目で採用できたか
- 生成と修正に何分かかったか
実測していない段階では「最も高画質」「日本語で一番優秀」と断定しません。
公開前チェックリスト
- 入力画像・元動画を使用する権利がある
- 人物、ロゴ、キャラクター、商品の条件を確認した
- 使用モデル、プラン、生成日、プロンプトを保存した
- 透かしと公開ギャラリーの設定を確認した
- 顔、手、服装、文字、商品形状を全フレームで確認した
- BGM、効果音、音声の権利を別に確認した
- 広告で実物にない性能や形を表現していない
- 必要なAI生成表示やクレジットを入れた
商用利用条件を詳しく確認したい場合は、商用利用できる動画生成AI比較も参照してください。
まとめ
動画生成AIは、画質だけでなく、入力方法と修正方法で選びます。文章から場面を組み立てるのか、画像を動かすのか、既存動画を変えるのかを先に決めてください。
FireflyはAdobe制作工程、Flowは素材と場面の構成、Runwayは生成と編集ツール、Lumaはキーフレームや映像変更、Midjourney Videoは1枚絵の動画化が比較ポイントです。
まず短い共通課題で試し、採用までの回数、クレジット、修正時間を記録してから、本番制作へ進むと選定理由を説明しやすくなります。
あわせて読みたい
公式資料
- Adobe Firefly:Generate Videoの概要
- Adobe Firefly:テキストから動画を生成
- Adobe Firefly:画像から動画を生成
- Adobe Firefly FAQ:データとコンテンツの利用
- Google Flow:対応モデルと機能
- Google Flow:利用を開始する
- Google Flow:プライバシーとデータ利用
- Runway:Gen-4.5
- Runway:Act-Two
- Runway:利用規約
- Luma Dream Machine:Web Quick Start
- Luma Dream Machine:料金とプラン
- Luma:利用規約
- Midjourney:Video
- Midjourney:Stealth Mode
- Midjourney:利用規約
最終確認日:2026年8月1日。機能、モデル、料金、クレジット、利用地域、データ条件は変更されます。実際の契約・生成時点の公式情報をご確認ください。

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